「忘年会の乾杯、お願いできる?」当日の朝に上司からそう言われて、頭が真っ白になった経験はありませんか。幹事の挨拶は、開会・乾杯・中締め・閉会の4つだけ。感謝→本題→締めの3行で乗り切れます。その言い回しを、シーン別にそのまま使える形でまとめました。噛んだときの切り返し方まで押さえておけば、当日の不安はぐっと減りますよ。
幹事の挨拶、結局「何を」「どこまで」話せばいい?
幹事の挨拶は、感謝のひと言・本題への一言・締めのひと言という3行構成で成立します。長いスピーチを用意する必要はありません。開会・乾杯・中締め・閉会という4つの場面ごとに、話す内容と役割分担の型がすでに決まっています。忘年会でも歓送迎会でも、この型自体は変わりません。変わるのは言葉の温度感だけなので、型を1つ覚えれば応用がききます。次の見出しから、場面ごとの型を順番に説明します。
幹事の挨拶が必要な4つの場面

幹事の挨拶が必要になるのは、開会・乾杯・中締め・閉会の4つの場面です。役割さえ覚えておけば、当日慌てることはありません。
場面 | 話す人 |
|---|---|
開会の挨拶 | 幹事本人 |
乾杯の挨拶 | 役職が3番目に高い人(幹事が指名) |
中締めの挨拶 | 役職が2番目に高い人 |
閉会の挨拶 | 幹事本人 |
開会の挨拶
開会の挨拶は、宴を始める合図として幹事本人が話します。感謝の一言と、簡単な会の趣旨を伝えれば十分です。長々と自己紹介をする必要はありません。
例文
「皆さま、本日はお忙しい中、お集まりいただき誠にありがとうございます。ただいまより〇〇会を始めます。それでは乾杯のご発声を、〇〇様にお願いいたします。」
乾杯の挨拶(音頭を役職者に振るときの一言)
乾杯の音頭は、その場で3番目に役職が高い人へ幹事が振るのが基本です。取引先が同席する場合は、自社より先方を立てる形に調整します。誰に振るか迷ったら、事前に本人へひと声かけておくと安心ですよ。
例文
「それでは乾杯のご発声を、〇〇部長にお願いしたいと思います。〇〇部長、よろしくお願いいたします。」
中締めの挨拶
中締めは、会をいったん区切る合図として、2番目に役職が高い人にお願いします。手締めを入れると、場の空気が自然に締まります。
例文
「そろそろお時間となりました。ここで一本締めをもちまして、中締めとさせていただきます。」
閉会の挨拶
閉会の挨拶は、再び幹事本人が担当し、忘れ物や二次会の案内で締めます。参加者への感謝をもう一度添えると、印象が良くなります。
例文
「以上をもちまして、〇〇会を終了いたします。お忘れ物のないよう、お気をつけてお帰りください。」
【シーン別】幹事の挨拶 例文集
同じ乾杯の挨拶でも、忘年会なら一年の労をねぎらう一言、歓送迎会なら門出を祝う一言というように、会の性質で最初のひと言は変わります。忘年会・歓送迎会・懇親会や同窓会・社内飲み会の4シーン別に、そのまま使える例文を紹介します。

忘年会・新年会の場合
忘年会や新年会では、一年への感謝と来年への期待を盛り込みます。話す長さは1分以内を目安にすると、聞き手が飽きません。
開会例:「本年も大変お世話になりました。それでは忘年会を始めさせていただきます。」
乾杯例:「一年の労をねぎらい、乾杯のご発声を〇〇部長にお願いいたします。」
閉会例:「来年もよろしくお願いいたします。以上で忘年会を終了いたします。」
歓送迎会(歓迎会・送別会)の場合
歓送迎会は、主役への感謝や激励を中心に据えるのがポイントです。異動する人と迎える人の両方がいる場合は、名前を呼び分けるだけで十分に伝わります。
開会例:「本日は〇〇さんの歓送迎会に、お集まりいただきありがとうございます。」
乾杯例:「新しい門出とこれまでのご活躍に、乾杯したいと思います。」
閉会例:「〇〇さんの新天地でのご活躍を祈念し、これにてお開きとさせていただきます。」
懇親会・同窓会の場合
懇親会や同窓会では、再会の喜びを前面に出す言葉が喜ばれますよね!かしこまりすぎず、当時の思い出に軽く触れると場が和みます。
開会例:「久しぶりの再会に、幹事一同心よりお待ちしておりました。」
乾杯例:「旧交を温める会に、乾杯のご発声をお願いいたします。」
閉会例:「またこうして集まれる日を楽しみに、本日はこの辺でお開きにいたします。」
社内飲み会・カジュアルな場の場合
社内飲み会のような砕けた場では、堅苦しい言葉を削って短くまとめるだけで十分に成立します。
開会例:「堅苦しい挨拶は抜きにして、気軽に楽しんでいきましょう!」
乾杯例:「今日は無礼講で!乾杯!」
閉会例:「そろそろいい時間なので、この辺でお開きにしましょうか。」
幹事の挨拶を成功させる司会進行のコツ
挨拶を成功させるコツは、話す長さ・詰まったときの対処・事前準備という3点に集約されます。
話す長さの目安(30秒〜1分)
幹事の挨拶は、開会・閉会ともに30秒から1分程度で十分です。文字数にすると200〜300字程度が目安になります。長く話すほど聞き手の集中力は下がるため、要点を3つの文で区切る方がかえって伝わります。原稿を書くときも、1文を短く切ることを意識してみてください。
噛んだ・詰まったときの切り返し方
噛んだときは、言い直さずに笑って続けるのが一番自然です。「すみません、緊張してしまいました」と一言添えるだけで、場の空気は和みますよね!沈黙が怖くて早口になるより、ゆっくり話し直す方が聞き手には好印象です。完璧に話そうとするほど緊張は増すので、多少の言い間違いは気にしないくらいでちょうど良いですよ。
マイク・台本の準備で緊張を減らす
事前にマイクの音量を確認し、台本をスマホのメモに残しておくだけで、当日の緊張はかなり減ります。会場によってはマイクや講演台の有無が異なるため、下見の段階で確認しておくと安心です。台本は一言一句覚えるより、話す順番だけを箇条書きにしておく方が本番でも柔軟に対応できます。
幹事の挨拶でよくある質問(FAQ)
Q.乾杯の音頭は誰に頼めばいい?
A.役職が3番目に高い人にお願いするのが基本です。取引先が同席する場合は、自社より先方を立てる形に調整します。迷ったときは、会が始まる前に本人へひと声かけておくとスムーズです。
Q.敬語が苦手でも挨拶はできる?
A.型さえ守れば、多少言い回しが崩れても問題ありません。「ありがとうございます」と、「よろしくお願いいたします」の2つを押さえておけば十分ですよ。無理に難しい言葉を使う必要はありません。
Q.挨拶の内容を忘れてしまったら?
A.スマホやメモを見ながら話しても、マナー違反にはなりません。焦って何も言わないより、メモを確認しながら落ち着いて話す方が印象は良くなります。カンペを見ながら話すこと自体は、今どき珍しくありませんよね。
Q.オンライン飲み会でも挨拶の型は同じ?
A.基本の型は変わりません。ただしオンラインでは反応が伝わりにくいため、開会と閉会のタイミングを、普段よりはっきり言葉にすることを意識してみてください。
まとめ|挨拶は「型」を知れば怖くない
幹事の挨拶は、感謝のひと言・本題への一言・締めのひと言という3行の型さえ押さえれば、誰でも今日から実践できます。シーンが変わっても、型そのものを覚え直す必要はありません。次に幹事を任されたときは、この記事の例文をそのままメモに残しておいてくださいね!
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